KnK-Staff


国境なき子どもたち事務局スタッフがお届けします

2007年10月

最近の若者の関心
日付:2007-10-24 19:05:58 コメント(0) トラックバック(0) home

私事ですが、今、別府にある某大学で、
非常勤講師をしています。

週1回、「国際協力論」をテーマに、
学生さんの前でいろいろな話をしています。
「国際協力とは何か」、「貧困」、「環境」、
「教育」、「NPO」、「国際機関」など、
いろいろなテーマを扱わなければなりません。

授業の資料を準備する過程で、自分自身、
学ぶことも多いですし、また授業中の
学生さんの発言や、演習のコメント欄に
書いてくれる内容などからも、学ぶことが多いです。
外国人の学生さんも少なからずいて、
いろいろと違った視点からコメントを
聞くことができるのも新鮮です。

最近の学生さんの中には、国際協力に
興味を持っている人が多いように
感じますし、また世界で起きている
いろいろな問題への関心も非常に
高いように思います。
また、学生さんの中には既に自分たちで
途上国支援のNPOを立ち上げて活動していたり、
あるいは既存のNPOの活動に積極的に
関わっている人なども見られます。

これまでの授業では、KnKの活動を
何度か紹介する機会がありました。
フィリピンのパヤタスのゴミ山で
働いている子どもたちや、
パキスタンの大地震で被災した子どもたち、
内紛の影響でイラクからヨルダンに避難してきた
子どもたちの現状と支援活動などについて
簡単にお話したところ、思っていたよりも
多くの学生さんからの反響があり、
「もっといろいろな現場の話が聞きたい」、
「NPOのことについてもっと知りたい」など、
たくさんのコメントをもらいました。

少しでも多くの人(特に若い世代の人々)に、
世界の現状について関心を高めてもらったり、
世界の問題を自分の問題として認識するようになったり、
今の自分にできることがないかどうかを
考えてもらうきっかけになればいいな、
と思っています。(終)

国境なき子どもたちスタッフ 森田(30代/♂)

度重なる自然災害 -インドネシア-
日付:2007-10-17 14:30:52 コメント(0) トラックバック(0) home

2007年9月12日の午後6時過ぎ(現地時間)、
インドネシアのスマトラ島南西部沖で
マグニチュード8.4の大きな地震がありました。

スマトラ島といえば、
今これを読んでくださっている皆さんの記憶には、
2004年の大地震と周辺国を襲ったあの津波の被害が
直ぐに思い出されるのではないでしょうか。
また、同国では、2006年5月にもジャワ島中部で
大きな地震が発生しており、
5千人以上の死者と多数の負傷者と共に、
20万人以上の家屋が全半壊するという大きな被害が出ました。


2004年と2006年のインドネシアにおける震災時において、
危機的な状況にあった子どもたちを対象とした
支援事業を行ってきた経験を持つKnKは、
今般の地震による被災地でも活動を開始するべく、
9月下旬から10月初旬にかけて現地調査を実施しました。

今回の地震では、
幸いなことに2004年の時のような
地震後の大規模な津波による甚大な被害は
報告されておらず、死傷者の数も、
奇跡的に少なかったことが分かっています。
しかしながら、継続的に発生している余震の影響や
8万件以上にも上る家屋、学校、モスクなどが
受けたダメージを完全に復興させるには、
多大な労力と時間を必要とします。

スランガイという海岸線に位置する村で、
村長さんにインタビューを行った際に聞いた
「村の復興には、最低でも1年以上はかかるだろう・・・」
という一言が、深く印象に残っています。
家屋が全壊していない場合でも、
余震によって崩壊する危険性があるため、
家の周囲に設置した政府等から支給された
テントの中での生活を余儀なくされており、
現在でも厳しい生活が続いています。

また、学校においても、
建物の損傷がひどく倒壊の恐れがあるため、
子どもたちは仮設テント内でしか
授業を受けることができません。

そして、震災による子どもたちへのダメージは、
全半壊してしまった家屋や学校の校舎による
可視的なものだけではなく、
形にならない恐怖感やこれまでの日常が大きく
不安定化したことによるストレスによっても、
もたらされています。



今回の調査によって判明した状況を踏まえ、
KnKは数箇所の村で子どもたちを対象とした
教育支援事業を行うことを計画中です。
近年だけを見ても、
度重なる大規模な自然災害によって
甚大な被害が出ているインドネシアで、
国境なき子どもたち(KnK)は、
今後も支援事業を展開していきます。

KnKのインドネシアでの活動についてはこちら


国境なき子どもたちスタッフ 栗林(20代/♂)
前回のブログ

初デング
日付:2007-10-10 19:36:55 コメント(0) トラックバック(0) home

先月デング熱にかかった。初めての経験だった。

8月中旬から9月上旬にかけてカンボジアに
行ってきた。カンボジアは何度も行っているし、
ほかの途上国にも行っているので、
「蚊」対策はばっちりのつもりだった。
実際、きちんと虫除けをしていたので
蚊に刺されたのは数回ほどしかない。
その数回の中にデングウィルスを持っている
蚊がいたらしい。運がいいのか悪いのか。

さて、デング熱とは熱帯病のひとつ。
熱帯病とはアフリカや東南アジアなど
熱帯亜熱帯地域発生する病気の総称である。
デング熱のほかに、マラリア、眠り病、シャーガス病、
リーシュマニアなど、日本ではあまり耳にしない病気がある。

デング熱は蚊によって媒介し、デングウィルスを
持っている蚊に刺されると感染する。
症状は風邪に似ており、普通の病院で診てもらうと
風邪と診断されてしまう。
しかし、デング熱を治す薬はないらしく、
症状を抑える薬(すなわち風邪薬)を服用し
自然に治るのを待つしかないようである。
発熱のために多量の汗をかくので、
スポーツドリンクなど水分を欠かさないようにと
病院の先生に薦められた。

僕は帰国後、2日目にのどの痛みがあり、
翌日発熱(微熱程度)。
3日目から38度5分ほどの熱が出たため
市販の風邪薬を服用するも熱が下がらないので、
5日目、地元の病院で風邪だと診断される。
処方してもらった風邪薬を飲んでも一時的にしか
熱が下がらず吐き気もあったため、
「もしかしたらマラリアかも…」と思いつつ、
1週間目に国立国際医療センターで診てもらったら
デング熱だと言われた。

デング熱のほかの症状として、倦怠感、発疹、
味覚異常などがあげられるが、僕の場合、
発疹は出なかったが、味覚異常と倦怠感はあった。
国際医療センターで診てもらった頃には
熱が下がっていたのでその週から仕事はしたが、
特に倦怠感はひどいものだった。
仕事をしてもすぐに疲れ、眠気もひどく、
「僕は怠け者なのか?」と自問してしまう。
痛みなどがあれば別だが、疲れやダルさというのは、
自分自身がやる気のない人間のような気がして
精神的にもしょんぼりしてしまった。

NGOで働き始めて8年目にして初めて熱帯病にかかり、
やっと一人前のNGO職員になったような気が
したことと、きちんとした名前の付いた病気になり、
ほかのスタッフがいつも以上に心配してくれたことは、
ちょっとうれしかった。

国境なき子どもたちスタッフ 清水(30代/♂)

KO&Co.
日付:2007-10-04 21:05:38 コメント(0) トラックバック(0) home

国境なき子どもたち(KnK)は、有志を募り、
現地での活動をサポートする『フェア・トレード』の
会社として、『KO&Co.』を設立しました。

『フェア・トレード』とは、簡略化して述べると、
生産者が適正な環境のもとで働き、
また現地国の法律や子どもの権利条約に則って
生み出された製品を取り扱う貿易の形態です。
そしてその利益は、KnKの活動資金に充当されます。

『KO&Co.』では、カンボジアのシルク製品を中心とした、
『フェア・トレード』商品のご紹介ならびに販売を開始しました。
現地の伝統的産業である絹織物の技術は、
クメール・ルージュの支配下にあった
1970年代後半にはほとんど風前の灯火となったのですが、
海外からの支援を受けて桑を植えて蚕を育て、
また染色の技術を学び直すなどの努力が実り、
現在復活しつつあります。

『KO&Co.』の製品を買っていただくことは、
現地の職業訓練を資金面でもサポートすること繋がります。
また恵まれない青少年の雇用を創出し、
ひいてはコミュニティの貧困層の人々にも
現金収入の手段を提供することにもなるのです。

是非一度、『KO& Co.』のHPをご覧ください。
そして気に入ったスカーフが見つかったら、
あなたのために、またお母さまやご姉妹、
お友だちのためにもいかがですか?
詳しくは、こちらをご覧ください。
http://www.ko-and-co.com/
http://www.ko-and-co.com/shop/shop.php

国境なき子どもたちスタッフ(40代/♀)

百聞は一見に如かず
日付:2007-10-02 16:53:17 コメント(0) トラックバック(0) home

KnKフィリピンでは、現在マニラ首都圏にて
ストリートチルドレンおよび法に抵触した
青少年への教育支援・法的支援を行っています。
また2ヶ所のスラム地区でチルドレンセンターを
運営し、非公式教育や課外活動、
青少年犯罪予防啓発活動等をコミュニティ・ベースで
実施しています。

その活動地のひとつ、ケソン市パヤタスは
巨大なゴミ山(スモーキー・マウンテン)が
存在し、環境問題・人的問題を抱えるスラム地域です。
ここには、ゴミを収集して生計を立てる
スカベンジャーと呼ばれる人々が多く暮しています。
14歳未満はここで働くことは法的に禁止されていますが、
家計を支えるため学校に通わずごみ山で働く子どもが
今でも多く存在しています。



スモーキー・マウンテンの様子は、2002年の
夏休みにフィリピンを取材した友情のレポーター
(当時子どもレポーター)
の記録ビデオ
『携帯を持つ子ども 親を持たない子ども』
詳しく映っています。
ご関心のある方は下記サイトをご覧下さい。
http://www.knk.or.jp/japan/com/video/video.htm



また、フィリピンのスモーキー・マウンテンを
取り巻く問題を扱った『神の子たち』という
ドキュメンタリー映画を、皆さまご存知でしょうか?
前作の『忘れられた子供たち/スカベンジャー』に
引き続き、四之宮浩監督がフィリピンで
長期取材・撮影したものですが、ごみ山による
環境汚染の影響で障害を持って生まれた子どもたちに
温かい眼差しを向けた作品です。

この『神の子たち』の上映会が、10月21日(日)に
茨城で開催されるというお知らせをいただきました。
ご関心のある方はぜひ作品をご覧になってみてはいかがでしょうか?
http://www.chacha-hime.com/image1.jpg

国境なき子どもたちスタッフ 松浦(30代/♀)
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