KnK-Staff


国境なき子どもたち事務局スタッフがお届けします

2007年8月

初心
日付:2007-08-22 19:54:27 コメント(1) トラックバック(0) home

先週のお盆休みを利用して、カンボジアは
バッタンバンからはるばるやってきた
サーカス学校ファー・ポンルー・セルパク(PPS)の
公演”ストリートギャングたちの休日”を
見に行った。

バッタンバンはKnKがプロジェクト
「若者の家」を2000年より運営している田舎町、
そして私が3年近くボランティアとして働いた町だ。

サーカスといっても空中ブランコや一輪車が
登場するわけではなく、アクロバット的な
妙技と伝統楽器による音楽を散りばめた
ストーリー性のある舞台が、意外で面白かった。

何よりも、元ストリートチルドレンや極貧の
家庭出身のあのバッタンバンの青年たちが、
チームワークを持って見事に演じ、観客の
笑いまでとっている姿は圧巻で、驚きと
嬉しさがこみ上げた私は始めの10分間程
ボロボロと泣きが入ってしまった。

そしてそのあとに自己嫌悪に襲われた。
センチメンタルになっている自分が滑稽で
恥ずかしかった。

結局カンボジアで自分がやってきたことは、
あとで感傷に浸るためだけの自己満足な
活動に過ぎなかったのかもしれない。

開発や人道支援に関わる人たちの
モチベーションは様々だと思うが、真摯に
現地の子ども、人々のことを思い量って、
その思いを邪念なく実践している人が
どれだけいるのだろうか。
と、首をかしげてしまうが、実はこれが結構いる。

初心忘れるべからず。これを通すことは
実際非常に難しい。

でもこの「初心」にはステップがあっても
良いし、道を外れさえしなければ、
軌道修正さえあり得ると思う。

そんなふうに自分を慰めつつ、私事ですが
来月から産休に入らせていただきます。
これを機に、初心に立ち返り、おセンチに
終始しない仕事ができるよう、自分を
たたき直してきたいと思います。

国境なき子どもたちスタッフ 大竹(30代/♀)
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プノンペンからの手紙
日付:2007-08-17 14:34:10 コメント(0) トラックバック(0) home

事務局では現在、次のニュースレターを作成しています。
次のニュースレターは、カンボジアの首都プノンペンから
9月上旬に発送する予定です。

カンボジアからのニュースレターは、毎回とても評判が
良いのです。

カンボジアからわざわざエアメールで発送、と聞くと
ずいぶん手間がかかるように思われるかもしれませんが
プノンペンの印刷屋さんも年々、作業の幅や質が向上し、
事務局での製作内容は日本で印刷・発送するのと変わらず
しかもコストを抑えて支援者の皆様にニュースを
お届けすることができるのです。
また、カンボジアからのお手紙ですから、
現地のスタッフやプロジェクト対象となっている青少年の
生の声がたくさん掲載されているのも
人気の秘密かもしれません。

ニュースレターをお受け取りくださっている皆さん、
お読みになってのご感想やご意見をどうぞお寄せください。


写真:前回のカンボジアからのニュースレター


国境なき子どもたちスタッフ J.K(30代/♀)
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毎日暑い
日付:2007-08-10 15:38:54 コメント(0) トラックバック(0) home

KnKの事務所は冷房があり、比較的快適に
仕事をしている。しかし4つある部屋のうち
1つには冷房がない。しかもその部屋は
一番人口密度の濃い。その部屋のスタッフが
かわいそうなのでクリップ式の扇風機を
買ってきたが、小さすぎてあまり意味がない。
今日、西友で「冷風機」なるものを見つけた。
値段は25,000円。果たして扇風機よりも
冷たい風が来るのだろうか…。

僕は冷房嫌いなので家では扇風機。1階は
比較的涼しいが、2階は昼間に太陽で
温められた部屋が夜通し僕を悩ませる。

週末の昼間も2階にいると何もしてなくても
汗ジャージャー。汗をかいては牛乳と麦茶を
飲んで水分補給。

この前ラジオで、「日本人は夏にたくさん
汗をかいて体中の水分を入れ替え、次の季節に
備えている」と言っていた。

本当だろうか。

仕事で、カンボジア、フィリピン、インドネシアなど
KnKのプロジェクトがある国々に出張に
行くが、もっとも不快指数の高いのは
東京の夏に違いない。

国境なき子どもたちスタッフ 清水(30代/♂)
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聖なる地
日付:2007-08-09 19:13:19 コメント(0) トラックバック(0) home

ヨルダンに行ってきました。
彼の地には、キリストが洗礼を受けた
「ヨルダン川」や、キリスト教、ユダヤ教、
イスラム教における預言者の一人と
されるモーセが約束の地を目にした
「ネボ山」など、スピリチュアルな
場所が多く存在しています。

「極東」人である自分にとっては、何も
かもが異なる場所のように思えました。
広大な砂漠の景色と灼熱の太陽、ラクダの
群れ、人々の格好、食べ物、聞こえてくる
音、等々。

一体何故、自分はヨルダンに来ている
のだろう、などと何度も思ってしまいました。


「何故」って、もちろん仕事で行っていた
のですが・・、でもここでの「何故…」は
そういう物理的あるいは短絡的な意味では
ありません。

うまく言えませんが、ここでの「何故…」は
おそらく、何の因果で自分は今ここにいて、
人生において今まで何をしてきて、この瞬間は
一体何をしようとしているのだろう、そして
これからどこに向かっていこうとしていて、
どこにたどり着くことになるのだろう…
これらを全てひっくるめた「何故…」という
ことだったのだろうと思います、多分。

そんなふうに、この「何故…」が心に浮かんで
来たのは、ずいぶん久しぶりのことだった
ような気がします。ずっと以前、確かそんな
ことがあったような…。

現地滞在中、キリスト教徒でも、ユダヤ教徒でも、
イスラム教徒でもない自分が、「聖なる地」との
間で、スピリチュアルな部分で何らかの関連性
みたいなものを何となく見出そうとしていて、
でもことあるごとに、そんなものは簡単には
見出し得ないものだと、しきりに感じていました。
ですが今思うと、この「何故…」を再び思い
出して省察するきっかけを与えられたこと自体が、
ひょっとしたら「聖なる地」から受けた恩恵の
ひとつだったのかも、などという気がしています。

ちなみに、現地で出会った全ての人が、
とても温かで人間的で親切でした。

(次回につづく)

国境なき子どもたちスタッフ 森田(30代/♂)
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人と出会うこと。
日付:2007-08-07 17:22:01 コメント(0) トラックバック(0) home

人との出会いということから、考えたことが
あります。自分の人間関係について、
ちょっと見渡してみれば、家族、友人、知人、
職場の先輩など、多くの人と繋がっている
ことに気付かされます。そして、これから
様々な状況下や知り合った人を介して出会う
人々のことをも考えれば、人との繋がりの
可能性は無数に広がっていると考えることが
できます。

こうした無数の可能性の中で、これまでに
なぜ自分は現在の家族の中に生まれて、
なぜ自分の友人たちと出会い、現在の人間
関係の中にいるかという考えに没頭してしまう
ことがあります。
ここには、何か理由があるのだろうかと。

自分がKnKの派遣ボランティアとして訪れた国で、
7ヶ月間を共に過ごした子どもたちや多くの
若者たちとの出会いも、単なる偶然などではなく、
自分の人生において必然的に出会ったのでは
ないかと思っています。

一見して単なる偶然と思えてしまう人との
出会いや気にも止めなかったような事柄を、
実は自分の人生にとって必然的に起きていると
いう視点で捉え直す作業には、自分という
人間を見つめる上でも何か大きな発見と示唆に
富んでいる気がしています。

国境なき子どもたちスタッフ 栗林(20代/♂)
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