今東ティモールに来ている。昨年10月から
プロジェクトを開始したKnKにとって新しい国だ。
KnKのユースセンターにある少女が英語
クラスに参加している。彼女は現在、
センターの近くにある叔父さんの家に
住んでいる。両親はほかの兄妹が一緒に
住んでいるが自分が家をでることで家計が
助かるということで、叔父さんの家に居候を
しているのだ。
昼間は叔母さんの家事を手伝い、午後に
ユースセンターにやってくる。両親がいる
町はセンターがある首都から120キロも
離れているので、もう一年以上会って
いないのだという。
今日は日曜日ということもあり彼女を
両親の家に連れて行くことにした。早朝、
彼女を迎えに行くと、まだかまだかと家の
外まで出ていた。よほど楽しみにして
いたのだろう。
車で5時間近く走りもうすぐで到着と
いうところで渋滞となった。この国の
こんな片田舎で渋滞なんてあるはずもない。
渋滞の先まで行ってみると、雨水で道路が
破壊され、小さな川が行く手を阻んでいた。![]()
住民いわく、洪水で民家が流されてしまう
ので、住民が意図的に道路を壊し、水の
逃げ道を作ったのだそうだ。しかしよくよく
話を聞いてみると、こうして道路を壊して
簡易的な橋を作ると通行料を取ることが
できるのだそうだ。
その話が本当か冗談かは知らないが、
おかげで目的地に行くことはできなくなり、
やむなくUターンをすることになった。
相当楽しみにしていたのだろう。
少女の顔はさびしそうだった。
帰り道、そんな彼女を夕陽が
なぐさめるかのように真っ赤に焼けた。
神にこそ成し得る芸術である。![]()
最近のコメント