KnK-Staff


国境なき子どもたち事務局スタッフがお届けします

2007年2月

初!男子校
日付:2007-02-28 14:27:22 コメント(0) トラックバック(0) home

先日、名古屋の学校に招かれてパキスタンでの活動に
ついてお話させていただきました。

この『サタデープログラム』というイベントは週休二日
制が実施されるようになって「土曜日とは何か?」という
ことを考えた生徒達によって始められたもので、毎年二回
開催されているそうです。

生徒自身の手で企画・運営を通して講座を作り上げていき、
1日で50以上もの講座を実施し、また一般の方にも無料で
公開されているので、毎年数千人の参加者で賑わうそうです。

実はこの学校、中高一貫の男子校でして、私は生まれて初めて
男子校とやらに足を踏み入れてきました。

「男くさかったりするのかしら・・?」
「トイレはどこに行けばいいの??」

などと下世話なことを考えながら校舎に入ったのですが、
校舎はとてもキレイでしたし、男子ばかりかと思っていたら
思いの他PTAのお母さま方が準備に奔走されているようでした。

そしてちゃんと女性用トイレも発見!

一度にたくさんの講座が実施されるこの『サタデープログラム』。
心密かに、隣の隣の隣のクラスでお話をされるグラビアアイドル
M・Rさんをライバル視していたのですが、いざ講座が始まって
みると向こうは黒山の人だかり・・・、というか男子だかり・・。

見事に『完敗』でした。

「男子校だから、まあしょうがないよね、ある意味健全だよね。」
と、帰りの新幹線の中で自分を慰めたのは言うまでもありません。

アイドルに背を向け、私の話を熱心に聞いてくださった皆さま、
本当にどうもありがとうございました。

講座が終わり、ご自身も阪神淡路大震災で被災されたという方が
『被災した者は、先が見えないということが一番辛くて不安なんです』
とおっしゃっていたのが深く心に残りました。

国境なき子どもたちスタッフ 松浦(30代/♀)

美人は声が小さい
日付:2007-02-26 18:59:47 コメント(0) トラックバック(0) home

ひと月ほど前、ひょんなことから日曜大工教室へ行った。

全然違う種類のクラスに行くはずだったのだけど
プログラムをよく読んでなくて、
日付と時間帯がバッチリ!と喜び勇んで申し込み、
当日、行ってみたらそこは日曜大工教室だった。

足を踏み入れた瞬間、絶対ここ違う、と思ったが
すごーく美人の先生が、すごーくけだるい感じで、
『コンソール・テーブルとキューブ、作りに来たのね?』
と聞くので、つい『はい』と答えてしまった。

美人は得だ。
エミリー先生はリスを連想させる小柄な美女だった。
人間に例えるならエマニュエル・ベアール。
ヘビースモーカー。フランスではリスもタバコを吸うらしい。
どんなに騒がしい場所でも、小さい声でしか話さない。
そういえば、私が生涯に出会った美女ベスト1とベスト2
はいずれも声が小さかった。
ちなみにベスト2がエミリー先生だ。


しかしコンソール・テーブルって何ですか。
材木を切って、電動ドリルで穴を開け、ネジくぎを打って
組み立てる。
上の面はアクリルだろうか、白くて半透明なボードを張り、
内部には電球を入れた。
電球は学習机用の電気スタンドみたいなのを分解して使用。
コードからプラグの一端をぷつんと切り落とし、
カッターでビニールの電線カバーを切り裂いて、
延長コードのスイッチカバーを開けて電線をつなげた。


隣のおばさまは、エミリーが例の小さい声で
『ビニールカバーの中の電線は二つに分かれてるから、
くれぐれもそれらが接触しないように気をつけて』と
けだるく注意してくれてたのに、
どうやら二つの電線をご丁寧に一つにねじり合わせて
つなげてしまったらしい。
ペンキ塗りを終え、生徒それぞれがお教室の外のロビーに
作品を展示し、壁のコンセントにつなごうとしたとき、
おばさまのコンソール・テーブルは少し火を吹いた。
同時に、ボンッ!と音がして明かりが消え、
お教室内で陽気にmardi gras bbを奏でていた
CDプレーヤーも止まり、
ロビーのインスタント・コーヒーの自動販売機も止まり、
お教室の片隅で充電させてもらっていた
私のノートパソコンも止まった。

すべてが止まっても、美女エミリーは動じない。
事務員を呼んでくる、とタバコをつかんで外へ出た。
事務員は、事務員なだけあって電気のことなどわからない。
余計な仕事が増えた、とばかり、つんけんしていたが
美女エミリーはいつものように
『いいのよ、おばさまのせいじゃないわ』
とけだるく声を発したのだった。

美人は声が小さい。
この事実が、
図らずもフランスは片田舎の日曜大工教室で
おばさまの火を吹くコンソール・テーブルにより
立証された瞬間だった。


明日はフランス人事務局長さんが出張から戻ってくる。
彼の声は大きい。

国境なき子どもたちスタッフ J.K(30代/♀)

拝啓、柳沢大臣
日付:2007-02-20 14:58:22 コメント(0) トラックバック(0) home

私の隣の隣の席のスタッフはスーパー働くお母さんです。

毎朝幼いお子さんを保育園に預け、バリバリ働き、周りが
心配するくらい遅くに帰っていきます。尚且つ活動に
対するモチベーションも高く維持し続けているので、
すごいなーといつも思っています。

以前はKnKは小さな非営利団体なので(万が一)子どもを
持つようなことがあれば、辞めるんだろうなーと漠然と
思っていましたが、彼女の頑張りとそれを支える、と
いうか見守る最近のKnKを見ていると、続けるという
選択肢もあるのかな?という気になってきました。
その前にするべきこともたくさんあるのですが・・。

企業、NPOを問わず、女性が子どもを産み育てながら働き
続けるためには第一に周りの理解が不可欠なのだなーと
改めて感じております。もちろん国の支援体制も必須です
よね、柳沢大臣!

カンボジアの「若者の家」の卒業生が結婚して妊娠したと
いう嬉しいニュースを聞いたので、今回はこのような
極私的ブログとなりました。

国境なき子どもたちスタッフ 松浦(30代/♀)

NGOで働くということ その2
日付:2007-02-19 18:30:04 コメント(2) トラックバック(0) home

前回ブログを書いてから早2ヶ月が経ってしまいました。

第一話は私のサエないNGO人生はどのようにして
幕をあけたか、というお話だったかと思います。
今日は、私がNGO事務局スタッフという働き方を
選んだ理由、その背景について書いてみたいと思います。

私は大学3年の頃からNGOの事務局でお手伝いを
していましたが、当時は、NGOに就職するなんて
酔狂な考えはとても検討に値するような時代では
ありませんでした。
私が手伝いに通っていたNGOでも有給のスタッフは
ほんの若干名で、かなり重要な根幹に関わる業務まで
学生ボランティアが担当していましたし、有給といっても
お給料が相当ちんまりとしているらしいことは
事務所の家屋その他の雰囲気からも明らかでした。
そして、なによりポストに空きがあったとしても
新卒が採用されるような状況ではなかったのです。

そんなわけで私は大学4年の夏に人並みな就職を決め、
12月締切の卒業論文を提出してしまうと、後はもう
卒業するまでやることが何もありません。
お正月からは毎日ボランティア来ますんで、と
勝手に決めていた所へ起きたのが、阪神大震災でした。

朝起きてニュースを聞き、あの事務所も医療援助団体
というからにはいつもより忙しくなるかな?と
駆けつけてみると、木造モルタル二階建てはすでに
私と同じように考えたらしい人でいっぱいでした。
文字通り、上へ下への大騒ぎ。

あぁぁこの状況で私にできることって・・・
ウロウロしていたら、フランス人の事務局長が
私を指差して、『お前はテレビ見とけっ!』と怒鳴るのです。

はぁ、テレビ。
えっとそれなら私にも見られますけど。

『テレビのニュース見て、被害状況をホワイトボードに
デカく書き出してって!』

おぉぉそれならお役に立てそう。と思ったのが大間違い。
あの日、ニュースで伝えられた被害状況は、迷走しつつも
ものすごいスピードで増え続け、数字も地名も
ホワイトボードに書いちゃ消し書いちゃ消しするばかりで
午後あたりにはもう、書くことに意味あるんかいな
といった有り様でした。
事務所に備え付けの全国道路地図みたいな、たいして
詳しくもない地図帳の阪神地区のページで被災地域に
色塗ったり印を付けるのもやらされましたがそのページも
あっという間に真っ赤っ赤になって意味をなさなくなり、
蛍光ペンがしみて紙がフニャフニャになった上に
いろんな人からちょっと見せて、こっちに貸してよ、と
引っ張り回されているうちにビリビリに破れてしまい、
とにかく地図買ってきて!との怒号を背に、
鉄砲玉のように事務所を飛び出したのを覚えています。

こうしてその日から4月の入社式の日まで、私の毎日は
神戸の震災救援一色となったのです。

いろんな仕事やりました。
医薬品、チョコレート、毛布、水のいらないシャンプー、
カセットコンロ、肌着・・・思いつく限りの品物に関し、
メーカーや扱っている会社を電話帳で調べ、片っ端から
電話して「神戸へ送る救援物資ください!」と
お願いして回ったり、それらを集め神戸まで
運んでくれるトラックを探したり。

どんな品物集めろとか、どこへ電話して頼んでみろとか、
誰も指示くれません。自分で考えて、自分で動く。

まもなく現地に無料診療所を設置したので、そこで
診察・治療にあたってくれる医師や看護師を探したり。

当時、そのNGOで海外活動地へ派遣されてもいいよ、と
登録されていた医療従事者は全国で110名ほどだったと
記憶しています。今のように携帯やメールで連絡のつく
時代ではありません。室蘭から鹿児島までひたすら
電話、電話、電話、です。
本人にかけ、勤務先にかけ、実家にかけ、朝かけ夕方かけ
夜中に自宅からかけ、とにかく診療所が24時間体制で
最低一人は医療従事者が詰めているようシフトを組む。
病院単位でご協力くださり看護婦さん2名を長期に渡り
派遣してくださった所もある一方で、登録者の大半は
病院勤めでしたから、毎週ご自分の休みの前夜から
一泊一日だけなら行かれるとか、夜勤明けに日中だけ
神戸へ行ってとんぼ返り、といった形になる方が多く、
綱渡りのシフトをひたすら組み続けたのです。

私には荷の勝ちすぎる役割でしたが、そのときは、
その場にいて時間を割ける人が目の前の仕事をやる!
という勢いですべてが動いていたのです。

そしてこの3ヵ月弱で私は、医療援助という活動でも
専門家が力を発揮するために凡人にもできることが
たくさんあると、身をもって知ってしまったのでした。


そして4月。
晴れて社会人となった私には、「人並み」の会社で
日がな一日タイプライターを打つばかりの事務員暮らしが
退屈で退屈でたまらないように思えてしまったのです。
今にして思えば愚かなことですが。

そのNGOにも週末のイベントに顔を出す程度しか
関われなくなり、とにかくお仕事つまらーん!と
クサクサしながら迎えた社会人一年目のお正月。
配達された年賀状の束の中に、その一枚はありました。


あけましておめでとう。
今度スタッフが一人辞めることになったんですが
よかったらきませんか。
今年もよろしく。


このようにして私はNGO事務局スタッフという働き方を
うっかり選んでしまったのでした。(以下次号)


国境なき子どもたちスタッフ J.K (30代/♀)

素敵な飲み物たち
日付:2007-02-15 14:08:33 コメント(0) トラックバック(0) home

東南アジアは果物のフレッシュジュースが豊富だ。

日本だと100%ジュースは結構高いしそれほど種類も
ないが、あちらは、オレンジジュースは当然として、
マンゴ、パパイヤ、ココナッツ、グアバなど素敵な
ジュースがかなり安く飲める。

インドネシアに関していうと、イスラム教徒が人口の
大半を占める国なので、ビールなどのアルコールが
飲める店が少ない。外国人が頻繁に訪れる地域では
珍しくないが、それでもどこにでもあるというわけ
ではない。

彼らはお酒の代わりにコーヒーやジュースを好んで
飲んでいるようだ。こうした背景もあって、ジュース
の文化はかなり発展しているように思える。

フレッシュジュースも果物に限らず、にんじんジュース、
スイカジュースは当り前で、ナスジュースなんていうのも
ある。一度トライしてみたが結構いけた。ナスといっても
西洋ナスといわれるもので、日本のなすとは全然違った。
甘酸っぱくておいしかった。

そのほかにも「え!!」と思う飲み物がたくさんあって
楽しい。

その代表はソーダスス。ススはミルクの意味。
ということはミルクの炭酸割・・・。

僕は新しいものをトライするのが好きなので早速注文。
出てきたのは、グラス三分の一くらいまでコンデンス
ミルクが氷と一緒に入っていて、炭酸水がビンで一緒に
ついてきた。「これで割って飲むんだな」と早速炭酸水を
入れカシャカシャとかき混ぜる。全部溶かすとさすがに
甘すぎるので、味を見ながらかき混ぜる。

「んっ、意外に好きかも・・・」。

炭酸でなければ甘ったるいだけだが、冷たい炭酸と
混ざってるとなんともいえないおいしさだった。さらに
いうと、半分ほど飲んでから、余っている炭酸を入れ下に
たまってるミルクを混ぜると2杯分飲めることになり、
かなり経済的な飲み物だった。コンデンスミルクと炭酸が
あれば日本でもできるので、興味がある人はお試しあれ。

ほかにも色々変な飲み物がいっぱいあって、かなり楽しい
国だと思う。卵コーヒー、アボカドチョコジュース、
コーラスス、ファンタスス、オレンジソーダクリーム、
それ以外にも日本語に訳せないものもいっぱいある。
それらも試してみるとこれが結構いけるのである。
僕なんかは酒が飲めず甘いものが好きなので、
インドネシアは天国のような国かもしれない。

余談だが、ひげが生えていて、怖そうな顔をしている
おっさんがソーダススを飲んでいる姿は、これまた異様な
光景だった。

国境なき子どもたちスタッフ 清水(30代/♂)


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