KnK-Staff


国境なき子どもたち事務局スタッフがお届けします

2007年1月

想像する力
日付:2007-01-31 20:42:11 コメント(0) トラックバック(0) home

最近では、国際協力の仕事に興味を持たれている方が増えているという話を耳にします。
その中には、特に学生の方もたくさんいるのではないかと思います。

気がついたら、NPO/NGOに身を置くことになっていた私も、高校生~大学学部生の頃から漠然と、そんなことを考えていた一人でした。

「国際協力の仕事ってどんなことするんだろう?」「NPOの仕事ってやりがいがあるのかな?」なんて思っている方も少なくないのではないかと思います。

個人的には、普段しばしば感じるのは、「想像する力」が求められる仕事、ということでしょうか。

時々、アジアの国々に行く機会がありますが、私の仕事は東京ベースなので、短期での出張がほとんどです。
なので、支援対象となる子どもたちが感じていることや考えていることをきちんと理解するには、子どもたちの普段の様子を目にしたり、話を聞いたりするだけでは十分ではないと感じることも多々あります。

特に、なかなか上手く自己表現することができない子どももけっこう多いのです。

いろいろと難しいものがあるのですが、できるだけ想像力をめぐらせて、思いを馳せて子どもたちの心の声に耳を傾けようと、いつも心がけるようにしています。
自分でもまだまだ全然修行が足りないな、と思うことも少なくないのですが…。

国際協力に興味のある皆さんのお役に少しでも立てれば、と思いつつ普段感じていることを書いてみました。

国境なき子どもたちスタッフ 森田(30代/♂)

出会いは別れの始め
日付:2007-01-25 17:49:22 コメント(0) トラックバック(0) home

パキスタンに一年振りに行ってきました。
というわけで今回のブログでそのことについて書いてみては?と
担当者からお達しというか提案があったわけですが、
うーん・・。
ちゃんと考えをまとめて書こうとなると24時を過ぎてしまい「毎日更新」を
モットーとしているKnKブログに傷をつけてしまいそうです。

思い返すと前回初めてブログを書いたのは先月の25日、クリスマスでした。
「国際援助」や「開発」はおろか、まともに「英語」すら専門に学んだことの
ない私がKnKでできることは、同じように専門知識を持たない一般の方や
中高生に少しでも興味を持ってもらえるように働きかけること?
と考え、前回は
sustainable サステナブル 【形】持続可能な
というキーワードについて書いてみました。

それで、次にまたブログの順番が廻ってきたら 
exit strategy イグジット ストラテジー 【名】出口戦略、終了計画
について書こうかな・・などと考えていたのですが、そんなクリスマスが
もう数ヶ月も前のことのように思えるパキスタン出張となりました。

記憶にすらない方もいらっしゃるかもしれませんが、2005年10月8日に
起きた大地震の後に、KnKのパキスタンでの活動はスタートしました。

KnKは被災した青少年が地震前の元の生活を取り戻せるよう、主に教育面
そして、地震で受けた心の傷を回復する心理ケアに力を入れております。
が、そのようなソフト面での支援は中長期に及ぶ為、コストもやはりかかります。
現在は被災地である山間部の3つの村で教育施設(学校)と、親を地震で
亡くした子や特に貧しい家庭の子どもを受け入れるセンターを運営しており
約350人の子どもたちがそこで学び、元気に過ごしています。
そして、彼らの中にはこの教育施設に入る前には一度も教育を受けたことの
ない子が少なくありません。

ここで再び
exit strategy イグジット ストラテジー 【名】出口戦略、終了計画

事務局で最初に聞いた時は
「出口戦略」??
選挙会場の外で待ち構えているアレとは違うよね・・?
などと思ったものですが、何にでも「始まり」があれば「終わり」があるように
国際援助でも各プロジェクトごとに「終わり」について考えなければ、
計画をたてなければならないのです。

正月休みに浅草橋の問屋街で手に入れた消しゴムを、パキスタンにお土産
として持っていったのですが、それを子どもひとりひとりに配り終えることと、
KnKが現在行っている活動それ自体を終えるのとでは、あたりまえですが
全く意味が違いますよね。
でも、いつかは、近い将来にはパキスタンにおけるKnKの活動は終了する
わけで、でもそれは地震の後に初めて教育を受ける機会を得た子どもたち
からその機会を奪ってしまうことにもなりかねず・・・。
かといって、復興途中にあるパキスタンでいきなり公立学校が増えること
などありえるはずもなく・・・。
なので私は声を小にして誰かに聞いてみたいのです。

この場合における理想的な exit strategy って何ですか?


本当は一年前の被災地と現在との比較や子どもたちの様子をポジティブに
伝えた方が良かったのでしょうが、私の心のもやもやがそれをさせて
くれませんでした。すみません。

きっと年末ジャンボに当選された方が下記サイトにアクセスしてくれて
気まぐれでも起こしてくれたら、私の心はすっきりして尚且つ理想的な
exit strategy も見えてくるのだと思います。
http://www.knk.or.jp/japan/support/netdonation.htm

それを期待しつつ、最後まで駄文にお付き合いくださった皆さまに
愛してやまない子どもたちの笑顔をプレゼント。

国境なき子どもたちスタッフ 松浦(30代/♀)

美しい「手」
日付:2007-01-24 17:05:14 コメント(0) トラックバック(0) home

「私、手が汚いから」と知人が言うのでその人の手を見せてもらうと、日々の家事で手が荒れ、アカギレ状態になっていた。
その人は自分の手を恥ずかしがっていたが、実は働いているそんな「手」こそ、真に美しいのではないかと思う。

KnKのプロジェクトを撮影しに先週フィリピンに行ってきた。
今回は運良く、ゴミ山で働く子どもたちのことを撮影することもできた。
灼熱の太陽の下、ゴミをあさる群衆。「ゴミ」といっても彼らにすれば大切な収入源。プラスティックなどリサイクルできるものを集めて現金に換える。
来る日も来る日もゴミ集め。

数年前は、小さな子どももゴミ山で働いていたが、トラックに轢かれたり、ゴミ山が崩れて生き埋めとなったり、常に危険を伴うため、15歳以下の子どもは立ち入り禁止となった。
それでも15歳以上の子どもたちは、朝から晩まで気の遠くなる量のゴミを集める。

そんな子どもたちにカメラを向けるとほとんどの子たちがレンズから顔を背ける。
ゴミ山以外でカメラを向けると喜んでポーズを取る子どもたちが、ゴミ山では決って顔を背ける。
嫌なのだ。
話を聞くと、「このゴミ山が大切で、誇りを持って仕事をしている」と答えたりする。
しかし、心の中ではやはり恥ずかしいのだ。

子どもの支援に携わっている自分が子どもの嫌がること、場合によっては彼らの心を傷つけるようなことをしなければいけない。
「ごめんね。仕事なんだ・・・」と、心の中で謝りつつシャッターを押す。
彼らの写真を日本で紹介することで多くの人に理解を得て、それが支援に繋がる。
そう信じてシャッターを押す。

でもやっぱり、「ごめん」。

中には笑顔を向けてくれる子どもたちもいる。
笑顔がとてもかわいい。
しかし、こんなに素敵な表情を見せてくれても、それはそれで辛いものだ・・・

一休みしている少年がいた。

一日中ゴミをあさり続けた彼の手足は汚れている。

おかしい。

働いている「手」は美しいはずなのに・・・。

国境なき子どもたちスタッフ 清水(30代/♂)

事務をする所です
日付:2007-01-17 18:34:55 コメント(0) トラックバック(0) home

今日のKnK事務所内はスタッフの海外出張などにより昨日より1人少ない、3人体制だった。
ボランティアさんもいなかったので、1階に2人、2階に1人という具合だった。
多いときでは事務所内に10人以上いるときもあるので、今日のKnK事務所内は閑散としていた。
そして人が少ないせいか、いつもより寒かった・・・

事務所ではこの時期、通常業務に加え、国税庁に提出する書類作成に追われるスタッフや各事業の報告書の会計報告作成に追われるもの(報告書についてはその事業により、年間を通して常に締め切りに終われてもいるが。)が見られる。

NPO/NGOでも普通の会社のような「経理」や「会計」といった事務の仕事がある。

この仕事は事業報告書や活動報告書の会計報告にはもちろん、団体を運営していく上で欠かせない部署である。

そして、決して華やかではないこの仕事は実はとても苦労(気苦労)の多い仕事のひとつでもある。

パッと見ただけでは違いの良くわからない、まるで間違い探しのような書類たちを相手に四苦八苦したり、税務署や国税庁、社会保険庁とのやり取り。などなどなど・・・一見、地味にも見えるがとても大変な仕事だと思う。

NPO/NGOであるKnKという組織の中にも、プロジェクト運営には欠かせないが表からは見えにくいこのような仕事もあるということを皆さまにも知っていただきたいと思った冬の午後でした。

国境なき子どもたちアルバイト 足立(20代/♀)

「あの坂」を避けたい人に…
日付:2007-01-11 18:20:49 コメント(0) トラックバック(0) home

みなさんこんにちは、人生で3回目のブログ投稿です。
いまいち「ぶろぐ」ってのが何なのかよく分かっていませんが、
そのうち投稿回数も忘れちゃうんでしょうかね…。どうでもよいですか。

ここではみなさん「あの坂」の話ばかりしていますが
(???の方は過去ログをご覧ください)、
実はKnK事務局にたどり着くのに、「別の道」があるのです。

このコースは残念ながら他に誰も使っている人がいませんが、
朝の通行人も少なく、なかなか風情があってお気に入りです。
風情って?と思われる方もいるかもしれません。
改めて考えると、自分でも何がお気に入りなのか…

ていうかきっと、ただ単に歩くのが好きなだけなんです。

でも、通ってみると「風情」も分かってもらえるかも。

試してみたい方は・・・
JR高田馬場駅から10分ちょっとかかるかもしれません、
商店街をずーっとまっすぐ進んで、ラーメン屋とカレー屋と大学とコンビニを通り過ぎます。
時々待ち時間の長い踏み切りと道路を渡って、ただひたすらまっすぐ来てください。

神社のところで道に沿ってカーブして、あとは階段を一気に登るだけ!

でもこの階段が、実は「あの坂」よりもかなりしんどいかもしれません…

それでは今年もどうぞ宜しくお願いします。

国境なき子どもたちスタッフ 森田(30代/♂)


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