アムネスティ・スタッフブログ


国際人権擁護団体アムネスティのイベント報告、アムネスティのニュース、
商品などの情報をいち早くお知らせします。

2009年1月

救急車さえもが攻撃の対象に
日付:2009-01-30 16:21:29 コメント(0) トラックバック(0) ガザ_調査団ブログの和訳

アムネスティガザ調査チームからの報告です。
スーパー翻訳ボランティアNさんMさんコンビのご協力で最新のニュースをお届けします。

-----------------------------------------------------------
ガザの救急車乗務員への攻撃(2009年1月28日)
-----------------------------------------------------------

医師や医療補助員、救急車運転手などの緊急医療救助隊員たちは任務を遂行中に、ガザ紛争においてイスラエル軍から繰り返し攻撃を受けた。

死傷者を搬送もしくは収容しようとしている時、彼らの内、少なくとも7名が殺され、20名を超える人びとが負傷した。

ベイトラヒヤでは2009年1月4日、非武装の若者5名を標的にしたと見られるミサイル攻撃があった。その約15分後、救急車が到着した。2、3分後その救急車に、フレシェット(小さな金属製の矢で、砲弾に5000から8000本が充てんされている。民間人地域ではけっして使用されるべきものではない)を満載した戦車砲弾が命中した。このときには2名の医療補助員が重傷を負った。その内の1人であるアラファ・ハニ・アブドゥアルダヤムは後に死亡した。アムネスティ・インターナショナルの調査員たちは後で、救急車がいた横の壁を数百本の矢が貫通しているのを発見した。

1月4日には3名の医療補助員、アナス・ファデル・ナイム、ヤセル・カマル・シュベール、ラファット・アブドゥ・アルアルが、近くの果樹園にいる2名の負傷者を救助に行く途中、ガザ市の小さな野原を歩いている時に殺された。負傷者がいる場所を医療補助員たちに知らせ、家の近くに立っていた12歳のオマール・アーマド・アルバラドもまた同じ攻撃で殺された。3名の医療補助員とこの子を殺害したミサイルの残骸には「誘導ミサイル、地上攻撃」と武器輸出国として米国の表示があった。現地に近づこうとする救急車乗務員たちはイスラエル軍からの攻撃を再び受けたため、この4名の遺体は2日間、運ぶことができなかった。

1月12日、6階建てのアパートの建物に2つのミサイルが命中した後、数台の救急車が素早く到着した。地域住民たちはすでに上の階から死傷者を運び出そうとしていた。

医師のイッサ・アブデル・ラヒム・サレと医療補助員のアーマド・アブデル・バリ・アブ・フールは最初に現場に着いた医療作業員で、負傷者たちを避難させはじめた。彼らが6階から5階へ降りている時、イスラエル戦車の砲弾が窓を突き破り、サレ医師の頭部と体を貫いていった。

救急車数台は下の通りにあり、医療補助員たちはリン光性のジャケットではっきりとわかるようになっていた。それにもかかわらず、戦車搭乗員は砲撃してきた。

ジュネーブ諸条約の下、負傷者を探し、収容し、搬送もしくは手当てする医療員たちはすべての場合において保護され尊重されるべきである。諸条約の共通第3条では、戦闘力を失った戦闘員を含む負傷者は集められ、手当てを受けるべきであると、述べている。これらの国際法の条項はガザ地区における紛争の間、尊重されてこなかった。

「ガザ危機-失われた命、破壊された生活・・・」
ガザでおきていることを多くの人に伝え、いま私たちができることをしましょう!

おそるべき残虐兵器フレシェット
日付:2009-01-30 16:07:04 コメント(0) トラックバック(0) ガザ_調査団ブログの和訳

アムネスティガザ調査チームからの報告です。
スーパー翻訳ボランティアNさんMさんコンビのご協力で最新のニュースをお届けします。

-----------------------------------------------------------------------------
イスラエル軍がガザの民間人にフレシェットを使用(2009年1月27日)
-----------------------------------------------------------------------------

12月27日に始まった3週間の紛争下、ガザの人口が密集した民間人地域で、イスラエル軍は白リン弾とは別に様々な兵器を使用した。

フレシェットは先端が鋭くとがって後部に4つのひれがついた長さ4センチメートルの金属製の矢である。5,000から8,000の矢が普通、戦車から発射される120ミリ砲弾に充てんされている。砲弾は空中で炸裂し、円すい状となって、およそ横300メートル、縦100メートルの地域に矢をばらまく。

密林の中を貫通するために設計された対人兵器であるフレシェットは、家屋が密集した民間人地域でけっして使用すべきものではない。イスラエル軍はこの数年間、周期的にフレシェットを使ってきた。そしてほとんどのケースで、民間人の死傷者を出してきた。

アムネスティ・インターナショナルの事実調査チームが今回の紛争におけるフレシェットの使用を初めて聞いたのはおよそ10日前だった。息子が犠牲となった父親がチームに対し、息子の身体から取り出したフレシェットを見せてくれた。

アムネスティ・インターナショナルのLivewire ブログの最近の掲載分で、チームは月曜日にガザのあちこちの町や村を訪れ、フレシェット使用のより確かな証拠を見つけた様子をつづっている。

ベイトハヌーンの町の南西にあるイズバット・ベイトハヌーンでは、1月5日の朝、数発のフレシェット砲弾が幹線道路に撃ちこまれ、2名を殺害し数名を負傷させた。

殺された2名のうちの一人は、妊婦で2人の子どもがいる21歳のワファ・ナビル・アブ・ジャラッドだった。彼女の夫と義理の母親はチームに対し、その時ちょうど家族は朝食をとっていて、戸外の日なたでお茶を飲んでいたと語った。

ワファと夫は家の角に立っていた時、騒音に続けて叫び声を聞いた。二人は家の中に引き返したが、その時、ワファと家族の他の数名にフレシェットが命中した。ワファは即死した。

同じ日、通りの反対側の端で、16歳のイスラム・ジャベール・アブアルダエムの首にフレシェットが命中した。彼は集中治療室に運び込まれたが、3日後に亡くなった。彼の兄弟であるミザールは同じ攻撃で負傷し、いまだに彼の背中にはフレシェットが刺さったままである。

アルムグラカ村では1月7日の朝、アッタ・アレフ・アッザムが彼の二人の子ども、13歳のモハメッドと2歳半のハッサンと一緒に座っていた部屋に砲弾が命中した。3人とも殺された。家にいた他の6名の家族は一番近い学校に避難した。チームは3人が殺された場所の血まみれの壁を調査してみた。壁はフレシェットで一杯になっていた。

「ガザ危機-失われた命、破壊された生活・・・」
ガザでおきていることを多くの人に伝え、いま私たちができることをしましょう!

アムネスティ国際事務局の職員ブログ
日付:2009-01-28 17:14:05 コメント(0) トラックバック(0) ガザ_調査団ブログの和訳

ここのところ、お届けしているガザの調査団ブログの原文は下記で見られます。

LIVE WIRE


ガザへの調査団だけではなく、様々なセクションのスタッフの
声を読むことで、アムネスティの活動がいち早くわかります。

ここでも、時々、翻訳したものを紹介していきますね。

家屋は衝撃的な状態だった ―アムネスティのガザ調査団のブログより その4
日付:2009-01-24 17:36:00 コメント(0) トラックバック(0) ガザ_調査団ブログの和訳

家屋は衝撃的な状態だった
―アムネスティのガザ調査団のブログより その4


2009年1月23日

木曜日(22日)の朝。いつもの朝と同様、午前7時にイスラエル
の砲艦がガザの海岸線に向けて砲撃をし始めた。停戦が発効さ
れたとされているが、その日から5日間毎日、いろんな武器の発
射音が聞こえる。昨日、我々は9人がイスラエルの砲艦からの弾
丸によって負傷したと知らされた。

今日は、いくつかの家族を訪問した。イスラエル兵士に家を奪わ
れ、軍事作戦の3週間、軍事拠点として使われた人たちである。
このうち、ほとんどのケースで、家族は逃げるか、あるいは兵士
に追い出された。中には、兵士が家族が逃げるのを許さず、人間
の盾として使ったケースもあった。


©Amnesty International
イスラエル兵が拠点として使った家

ガザ近郊のゼイトウムで、サモウニ家の人びとが我々に語ったの
は、家族のうち46人が、そのほとんどが子どもだったが、1月初
旬に2日間家の中に捕えられていた。

家族の1人が、インタビューに答えてくれた。

「大勢の兵士が家の中に入ってきて、私たちを1階の一部屋に押し
込めました。私たちの携帯電話を押収し、男と年上の子どもたち
には手錠をかけ目隠しをしました。2日間、私たちは動けませんで
した。子どもたちに少しの食料を与えることを許されただけでし
た。私たちは、向いの家に住む親類の家族はイスラエル兵に殺さ
れたことを知り、恐ろしくてさけびました。結局2日目の終わりに
は、私たちを解放しました。しかし男たち2人は解放されず、もし
カッサム(ハマスの武装勢力)が攻撃してきたら、2人を殺すと脅
してきました。」

家の各部屋は広範囲に破壊されていた。これらの家屋の中には、イ
スラエル兵の物資や寝袋、医薬品、軍需品の空き箱、イスラエル製
の爆薬筒などが見られた。これらは兵士が家に滞在していたという
明白な証拠である。

私たちが訪れたこれらの家はすべて、衝撃的な状態だった。部屋の
中はすべてあらされ、家具はひっくり返されていたり壊されていた。
家族の衣類、書類、私物が床一面にすべて散らばって、汚されてい
た。放尿されていた場合もあった。ガザ北部のサイヤファ地区のあ
る家では、糞便でいっぱいの段ボール箱がいくつも家の中に残され
たままだった。トイレは壊れてもおらず、兵士たちはそれを使えた
はずなのに。

壁はヘブライ語のひどい脅しが書かれ、汚されていた。「次はもっ
と痛めつけてやる」とか、ある家には裸の女性の絵が描かれていた。
また、どの場合でも、兵士たちは外壁に穴を開け、監視や狙撃穴と
して使った。


©Amnesty International
壁は一面ヘブライ語の落書きで汚されていた

続きを読む

アムネスティ・フィルム・フェスティバル終了! 「もう、アタマは空っぽです」  下
日付:2009-01-23 14:22:56 コメント(0) トラックバック(0) イベント一般

職員Kさんの映画祭報告、後半をお届けします!
ヴィットリオ広場のオーケストラ、私も見たかったよ~

   ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

アムネスティ・フィルム・フェスティバル終了!
「もう、アタマは空っぽです」  下


今日は金曜。フィルム・フェスティバルの疲れがようやく
取れてきました。ここ数日は2日間立ちっぱなしゆえの筋肉
痛とこれまでの疲れがどっと出てきて、脳も体も機能して
いなかったのですが、ようやく回復・・・・・・。

振り返って18日、日曜日のフィルム・フェスティバル。
実は18日の前売り券があまり売れず、かなり悪戦苦闘して
いました。後半の広報は18日の作品をフィーチャーして、
ようやく映画祭開催の週にどどどどっと動き始めたのです。
とはいえ、実際にお客さまがどれだけ来てくださるか。
日曜だし、私なら掃除、洗濯してブランチしてゆっく
り・・・と考えると、1本目は席が半分埋まるのかも心
配でした。

案の定、当日券に並ぶお客さまは前日のン分の1程度。
「うーん、キビシイ」と思っていたら、開映ギリギリに
お客さまが入り、気がついたら7割は埋まったようです。
ほっ。ボランティア・スタッフも初日の緊張がやや取れ
てきた様子で、受付や場内案内をこなしていました。
(私以外の映画祭実行委員会スタッフはすべてボランティ
アです!)

2日目は1本目をのぞいて100分を超える長時間の作品ばか
り。『サルバドールの朝』も最後はツライし、『スタン
ダード・オペレーティング・プロシージャー(S.O.P)』
は(個人的には一押しの作品の一つですが)、これでも
か、というほど囚人への拷問や虐待シーンが出てくるの
で、お客さんも疲れたのでは・・・と思います。

このころになると、スタッフも疲れを隠せず、上映中の
ガランとしたロビーのソファーで崩れるように寝ている
スタッフも(許してください!)。

ロビーでは『S.O.P』でも少し触れられていたグアン
タナモ収容所閉鎖を求める「顔署名」アクションをやっ
ていました。2日間で141人の方が参加してくれました。
公約どおり、署名はホワイトハウスに送ります! 

ラストはカポエイラのイベントと『ヴィットリオ広場のオー
ケストラ』。カポエイラのパフォーマンスを初めて観たと
いうお客さまも多く、踊りなのか武術なのか?という独特
の動きに引き寄せられていました。リーダーのカサパさん
のリードで手拍子もおこり、ヘビーな映画を観続けた後に
身体と気持ちをほぐすことができたのでは・・・。

『ヴィットリオ・・・』は、この作品を選んだときから、2
日目のラストにしようと思っていました。暗殺、拷問、差別
などあらゆる厳しい現実に目をそむけちゃいけないけど、
最後は少し暖まるような思いで終わりたかったのです。
それにしても、何度観てもオーケストラの最後の演奏には
鳥肌が立つ。

2日間が終了して、疲れながらもやっぱり打ち上げです!  
ああ! ビールが美味しい!
いろんな評価はあるけれど、とにかく終わった、やり遂げた!
打ち上げ中、舞台でガザの即時停戦アピールをしたH君は、
こんなにたくさんの人の前で話すのは初めてで、ガクガクし
ながらアピールしたと打ち明けてくれました。ボランティア・
スタッフのみんなも、お疲れ様でした。

ご来場くださった皆さんに感謝しつつ・・・・・・





Copyright Since 2006-2008 ©(社)アムネスティ・インターナショナル日本 All rights reserved All rights reserved. Powered by GaiaX Co. Ltd.